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zoom RSS 長男の妻による義父母の介護と相続(特別寄与料)

<<   作成日時 : 2019/02/20 09:38  

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改正相続法が徐々に施行されていっています。

この中に今年(H31年)7月から施行の「特別寄与料」があります。
お亡くなりになった方を、長年介護していた(相続人でない)親族の貢献を相続の中で「寄与料」として評価しようというものです。
典型的なのが、長男の妻による義父母の介護ですね。

先日、某局の朝のワイドショーを見ていると、特別寄与料の説明の中で「これまでは長期間にわたって夫の親を献身的に介護してきても、遺産は、相続人である子どもたちが相続し、今まで苦労して来た妻は、遺産を一切受け取れない」という説明がありました。

これを見ていた視聴者の方で、現に今、相続で争っている立場の方は、「31年7月以降でないと、私の苦労は一切報われないのか」と落胆してしまった方がいるのではないでしょうか。
確かに、長男の妻は、相続人でないので、夫の両親の遺産を相続人として受け取ることはできません。
ですが、その苦労が一切報われないかと言えば、今まででも(法改正前でも)そういう訳ではありません!
今まで(法改正前まで)でも、長男の妻による、長男の親への献身的な介護は、長男による介護と同一視して長男による「寄与」とみなし、長男の相続分を増やす、という方法を取ることは可能です。
私が担当した案件でも、そのような主張をして、裁判所に認められたケースがあります。
長男の妻による介護は、夫の取り分を増やすという意味で、報われることは可能です。

今回の法改正は、上記のような柔軟な対応も可能なケースもあるけど、長男が既に亡くなっているケースや、相続人が子と妻で、介護して来たのが姉妹のようなケースでは、
(同一と見做す)相続人の取り分を増やす形での対応が不可能であるので、そのような場合に威力を発揮することになります。
この辺りの誤解を与えないように(諦めてさせてしまわないように)した方が良いなぁと、そのワイドショー見ながらモヤモヤしていたところ、ちょうど昨日の今日感TVでの改正相続法の特集で、特別寄与料の説明がありましたから、この説明をさせてもらいました!

お陰で自分のモヤモヤも、すっきり♪

by miya

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