鬼のような(?)破産管財人

破産ってよく耳にされると思いますが、単に破産手続き開始決定を受けただけでは、借金がなくなることはありません。
「免責決定」を貰って初めて、債務の支払いを免れることができます。
この免責決定については、法律で、「免責不許可事由」(ギャンブル、浪費、財産隠匿などが有名ですね)が定められていますが、実際のところ、免責不許可事由に当てはまる行為があったとしても,その行為の悪質さの程度が低かったり反省の態度が顕著だったりすると「裁量免責」といって、免責を認めることが多くあります。
なので、実際に免責不許可決定が出る比率は、司法統計によれば1%に満たないようです。

そして、破産管財人は、免責不許可事由があるか、あっても裁量免責を与えるのが相当かを調べて、裁判所に報告書を提出しなければなりません。
わたくし、弁護士になって19年目ですが、これまで、破産管財人として不許可意見を3度、書いたことがあります。
これは免責不許可が全国的に見て1%に満たないとすれば、なかなかな数字です。

決して、私の心が狭い訳でも、無慈悲な訳でもありません。
私、破産法を選択しましたので破産法の趣旨は理解しておりまして、基本的には人生に一度の経済的更生の機会な訳ですから、たとえ免責不許可事由があっても、裁量免責の道を探るのですが、、、。
きっとですね、私は、お金のチェックやら財産調査が細かいのでしょうね。
そして、破産者が、その場しのぎで、どうにも不合理な説明を繰り返したりすると、、、破産管財人への説明義務違反という免責不許可事由が追加されますので、注意が必要です。

とは言っても、ここまで不許可意見を書く事案の管財人就任が多いと、裁判所が、問題がありそうなケースを私に回しているのでは、、、と思うこともないわけではなく…。

まあ、仕事はちゃんとしています!


by miyazaki

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